フランク・ロイド・ライトについてabout FRANK LLOID WRIGHT

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フランク・ロイド・ライトは世界屈指の建築の巨匠として知られています。彼は生涯に1191にものぼる作品を遺し、その内の460作品が実現されました。それらは建築設計以外に家具やグラフィックスのデザインも含まれます。これは1人の建築家の業績とは信じがたい数です。

1893年、ライトが26歳の時、田園風景の中に建てたウィンズロー邸で衝撃を与える作品を生み出したことで、彼のキャリアがスタートします。ラーキンビルやユニティテンプルといった商業的、宗教的傑作を遺しながら、約20年間の間に有機的建築の建築家、また、多くの住宅を遺した住宅建築家としての名を確立していきます。1910年から1935年、経済的にも個人的にも不遇であった時代に、自邸となるタリアセンを建設、帝国ホテル(1916年)の設計に携わります。

その後、不毛の時代と呼ばれる建築家としての長い冬の時代を経て、E.Jカフマン邸(落水荘)とジョンソンワックス本社ビルの設計により彼の創造力は一気に弾けます。住宅建築以外にも、グッゲンハイム美術館やベスショーロム教会、マリン郡庁舎など、大胆不敵で絶妙な美しさを持った作品を次々と生み出します。それは彼が91歳で他界する直前まで続きます。

建築後100年経った今でも、ライトがデザインした住宅に住む人々は最高の手入れをしながら大切に住まい続けています。このことからも、ライトの住宅がどんなに素晴らしいものであるかが理解できます。

帝国ホテルを設計した活躍

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1912年、当時の総支配人だった林愛作は旧知のアメリカ人建築家、フランク・ロイド・ライトに新館の設計を依頼。来日したライトは、使用する石材から木材の選定にまで、徹底して臨みます。小部分を繋ぎ合わせて連結した構造は、建物全体に柔軟性を持たせるだけでなく、倒壊があっても被害を一部に抑える仕組みになっていました。当時としては、耐震防火に配慮した画期的な設計だったのです。ライトの完璧主義は大幅な予算オーバーを引き起こす中で、設計の変更を繰り返すライトと経営陣との衝突が生まれます。さらに林総支配人が引責辞任、ライトも精魂注いだこのホテルの完成を見ることなく離日することになるのです。ホテルの建設はライトの日本における一番弟子“遠藤新”の指揮のもとその後も続けられ、設計から11年の歳月を経て完成します。宴の準備に大忙しの時、関東大震災が東京を襲います。多くの建物が倒壊・火災に見舞われる中、ほとんど無傷で変わらぬ勇姿を見せていたライトの帝国ホテルはひときわ人々の目を引きます。震災にも空襲にも耐えたこのホテルの玄関部分は、博物館明治村(愛知県犬山市)に移築され、今日でも在りし日の面影を偲ぶことができます。

F.L.ライトの生涯

ライトの略年譜

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1867
6月8日フランクロイドライト、アメリカ・ウィスコンシン州
リッチランド・センターに生まれる。
1885
ウィスコンシン大学土木科の学生となる。
1887
大学を中退、シルスビーの事務所でしばらく働いたのち、
アドラー・サリバン建築事務所に入る。
1889
結婚
1893
世界コロンビア万国博覧会(通称シカゴ博)開催。鳳凰殿はライトにとって
初めて見る日本建築であって強い印象を受ける。
1905
日本に初めて旅行する。
1909
施主のチェニー婦人と駆け落ちしヨーロッパに逃避。
1910
ベルリンのワスムート社から、
“Ausgefuhrte Bauten und Entwurfe Von Frank Lloyd Wright”が出版される。
1911
ヨーロッパから帰国する。ウィスコンシン州スプリング・グリーンに
新居兼スタジオを構え、タリアセンと呼ぶ。
1913
来日し武田五一にワスムート版ポートフォリオを贈る。
1914
シカゴにビヤガーデンのミッドウェー・ガーデンが竣工。タリアセンが全焼。
1916
帝国ホテル設計のため来日。
1921
3月、自由学園中央棟に着工。
1922
アメリカに帰国する。
1923
8月、帝国ホテル竣工。
1924
芦屋の山邑太左衛門邸上棟する。
1925
タリアセン2度目の火災起こる。
1928
ライトはオルギバンナと結婚。
1929
シカゴのミッドウェー・ガーデン、
禁酒法の施行により早くも解体消滅。
1932
タリアセン・フェローシップを設立し、
世界から集まった若者を教える。
ライトの“自叙伝”出版
1936
エドガー・J・カフマン邸(落水荘)竣工。
1938
タリアセン.ウエストを新たに南のアリゾナ州の中に建設。
1951
ウィスコンシン州にユニテリアン協会が竣工。
1956
プライス・タワー竣工。
1959
4月9日、アリゾナ州フェニックスで急逝、91歳。
ニューヨークのグッデンハイム美術館、この年に竣工。